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入れ歯の寿命と劣化の原因とは?長持ちさせるお手入れ方法を解説

2024年6月15日
入れ歯を持っている歯科医師

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

入れ歯は、ブリッジやインプラントと比較すると寿命が短いとされています。できるだけ長持ちさせたいと考える方は多いでしょう。

適切なケアを怠ると劣化して、寿命が短くなる原因となります。

この記事では、入れ歯の寿命や劣化の原因を詳しく解説し、長持ちさせるためのお手入れ方法についてご紹介します。

入れ歯の寿命とは

寿命で破損した入れ歯

入れ歯の寿命は一般的に4~5年とされています。5年以上使用される方もいますが、長期間使用すると入れ歯が劣化し適合が悪くなる可能性があります。

特に、保険適用の入れ歯は吸水性の高いレジンを使用しているため、変形や着色汚れが目立ちやすいです。入れ歯を清潔に快適に使い続けるためには、4~5年ごとに新調する必要があるでしょう。

入れ歯が劣化する原因

入れ歯が劣化する原因イメージ

入れ歯は、主に歯科用レジン(プラスチック)で作られています。日常的な使用で材料が劣化し、破損したりすり減ったり臭いがついたりすることがあります。噛み合わせが悪くなって違和感が増すと、入れ歯が合わなくなることがあります。

また、入れ歯は乾燥に弱く、乾いたまま保管すると変形や歪みが生じ、フィット感が失われます。適切な保管ができず、メンテナンスを怠ると、入れ歯はさらに劣化しやすくなります。

経年劣化以外にもメンテナンス不良で入れ歯が劣化するケースが非常に多いです。入れ歯を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと適切な保管が欠かせません。

入れ歯を長持ちさせるには

入れ歯専用の歯磨き粉を使ってケアをしている人

入れ歯を長持ちさせるための方法についてご紹介します。以下のポイントを押さえることで、入れ歯の寿命を延ばし、快適に使用できます。

入れ歯専用の歯磨き粉を使う

入れ歯を長持ちさせるためには、毎日のケアが欠かせません。毎食後や就寝前に入れ歯を外して丁寧に洗浄する習慣をつけましょう。

通常の歯磨き粉には研磨材が含まれており、入れ歯に微細な傷をつける原因となります。入れ歯の表面が荒れて細菌が付着しやすくなるだけでなく、入れ歯の耐久性が低下します。

そのため、入れ歯専用の歯磨き粉を使用することが推奨されています。専用の歯磨き粉は研磨材を含まず、入れ歯を傷つけることなく効果的に洗浄できます。

また、入れ歯専用のブラシを使用すれば、細かい部分までしっかりと清掃できるでしょう。入れ歯専用の洗浄剤と組み合わせることで、さらに効果的なケアが可能です。

睡眠時は入れ歯を外す

就寝中に入れ歯を装着したままにしておくと、口腔内の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。睡眠中は唾液の分泌量が減少し、唾液の自浄作用や抗菌作用が低下します。入れ歯と歯茎の間に細菌が繁殖しやすいため、口臭や感染症の原因となるのです。

さらに、入れ歯をつけたまま寝ると、歯茎に圧力がかかり続けます。歯茎の健康を損なう可能性もあるでしょう。

そのため、睡眠時には入れ歯を外して口腔内を休ませることが重要です。

入れ歯を乾燥させない

入れ歯は乾燥に弱いため、使用しないときは適切に保管することが必要です。乾燥すると入れ歯が劣化しやすく、形状が変わる可能性があります。

特に、アクリル樹脂で作られた部分は、乾燥するとひび割れたり変形したりするでしょう。フィット感が悪くなり、使用時に不快感や痛みを感じるようになるかもしれません。

入れ歯を外した際には、専用の容器に水や洗浄液を入れて保管して乾燥を防ぎましょう。旅行や外出時にも、携帯用の保管ケースを利用して入れ歯の乾燥を防いでください。定期的に洗浄液を交換し、清潔な状態を保つことも重要です。

口腔内を清潔に維持する

入れ歯が適合していても、口腔内の健康状態が悪化すると、入れ歯のフィット感が損なわれます。虫歯や歯周病が進行すると、歯肉や顎骨の状態が変わり入れ歯がしっかりと適合しなくなるでしょう。入れ歯が不安定になり、食事や会話に支障をきたすことがあります。

そのため、入れ歯のケアだけでなく、口腔内全体の健康を維持することが重要です。定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につなげましょう。

定期的に歯科検診を受ける

口内の状態は日々変化するため、定期的な歯科検診とメンテナンスが必要です。入れ歯は使用するうちに摩耗し、フィット感が変わることがあります。また、口腔内の状態が変化すると、入れ歯の調整が必要になることもあります。

少なくとも半年に一度は歯科医院を受診し、入れ歯の状態をチェックしてもらいましょう。入れ歯の調整や修理、口腔内の健康状態の確認を行い、必要な対策を実施します。定期的な歯科検診とメンテナンスは、入れ歯を長持ちさせるために非常に重要です。

入れ歯のお手入れ方法

入れ歯洗浄剤で洗浄している人

入れ歯は繊細な装置であり、正しい方法で手入れしないと、変形や変色、破損のリスクが高まります。以下の5つの方法で入れ歯を適切にお手入れしましょう。

柔らかい歯ブラシでブラッシング

入れ歯を清潔に保つためには、柔らかい歯ブラシを使って優しくブラッシングすることが重要です。スポンジやガーゼを使ってやさしく擦ると、細かな部分まできれいにできます。

入れ歯専用のブラシを使用すると、効果的に汚れを落とすことができます。ナイロン製の毛で硬めに設計されているため、頑固な汚れをしっかりと取り除けるでしょう。持ち手も太く、力を入れられるので使いやすいです。

特に、片麻痺などで片手が使えない場合は、固定できる吸盤付きブラシを利用すると便利です。

水またはぬるま湯に浸けて保管

入れ歯は乾燥すると劣化しやすいため、こまめに水やぬるま湯につけておくことが大切です。特に、アクリル樹脂で作られた部分は、乾燥するとひび割れや変形のリスクが高まります。フィット感が悪くなり、不快感や痛みを引き起こす可能性があります。

日常生活の中で入れ歯を外した際には、水に浸けて乾燥を防ぐよう心がけましょう。家庭内での習慣として定着させれば、入れ歯の寿命を延ばすことにつながります。

食事後に洗浄する

入れ歯は毎食後に洗浄することが重要です。食べ物のカスが付着すると、入れ歯と歯ぐきの間に痛みを引き起こしたり、口臭の原因になったりします。

食後は、入れ歯専用のブラシを使って、研磨剤の入っていない洗浄剤で優しく洗い流しましょう。水またはぬるま湯を入れた洗面器の上で洗浄すると、落下による破損を防ぐことができます。

定期的に調整する

入れ歯は時間とともにフィット感が変わるため、定期的に歯科医院で調整を受ける必要があります。一般的には1か月に一度程度の調整が推奨されていますが、個々の状況によって頻度は異なります。

入れ歯がフィットしないと痛みや不快感が生じるため、必ず定期的にチェックしてもらいましょう。また、残っている歯の健康も管理し、歯周病のリスクを減らすことが大切です。

就寝前は洗浄剤を使用する

入れ歯の汚れや菌を効果的に取り除くために、就寝前に入れ歯洗浄剤を使用しましょう。入れ歯専用の洗浄剤を使うことで、物理的なブラッシングだけでは落としきれない汚れを除去できます。

ただし、熱湯や漂白剤は変色・変形の原因となるため避けましょう。

まとめ

入れ歯を見ている女性

この記事では、入れ歯の正しい手入れ方法とその重要性について詳しく解説しました。入れ歯の寿命を延ばすためには、お手入れが非常に重要です。

柔らかい歯ブラシを使って優しくブラッシングし、汚れを落としましょう。また、乾燥による劣化を防ぐため、入れ歯が乾燥しないように水やぬるま湯につけておくことも重要です。

食後には必ず入れ歯を洗浄し、食べ物のカスが付着しないようにしましょう。定期的に歯科医師による調整を受けることで、フィット感を維持し口腔内の健康を保つことができます。

就寝前には入れ歯洗浄剤を利用して、物理的な洗浄だけでは取り切れない汚れや菌を除去しましょう。

これらの方法を実践することで、入れ歯の寿命を延ばし、快適な使用感を長期間維持することが可能です。

入れ歯についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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