こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。
マウスピース矯正は、矯正装置が透明で目立ちにくく取り外しが可能なため、多くの人に選ばれている矯正方法です。ワイヤー矯正に比べて見た目の自然さや快適さが大きな特徴ですが、治療費用や期間はブランドや症例によって異なります。
この記事では、代表的なマウスピース矯正の種類と、それぞれの費用や治療期間について詳しく解説します。また、マウスピース矯正の種類に迷っている方に向けて、選ぶ際のポイントもご紹介します。自分に合ったマウスピース矯正を見つけるための参考にしてみてください。
目次
マウスピース矯正の種類
マウスピース矯正は透明なマウスピースを用いた治療方法で、ワイヤー矯正に比べて装置が目立ちにくく取り外しができるため、近年人気を集めています。マウスピース矯正にはさまざまなブランドがあり、それぞれ異なる特徴があります。
ここでは、日本における代表的なマウスピース矯正ブランドをご紹介します。
インビザライン(Invisalign)
インビザラインは、1700万件以上の利用実績がある世界的に有名なマウスピース矯正ブランドで、日本でも多くの歯科医院に導入されています。3Dコンピュータ技術で歯の動きを細かくシミュレーションして立てた治療計画をもとに、治療を進めていきます。
また、歯型の採取が複数回必要な他のブランドとは異なり、インビザラインは3Dスキャン技術を用いて一度採取するのみです。一度の型取りで必要なマウスピースを全て設計・作製ができるため、通院回数が少ない点はメリットと言えるでしょう。
3D光学スキャナーを使用して歯形を取ることで、緻密な型取りと高度なシミュレーションができます。そのため、軽度から重度の歯列不正まで幅広く対応できるのも、多くの患者さまに選ばれる理由の一つです。
アソアライナー(Aso Aligner)
アソアライナーは、アソインターナショナルが発売している矯正装置です。日本国内で製造されているマウスピース矯正システムで、奥歯に問題がない前歯の部分矯正や矯正の後戻りなど、軽度な歯列矯正に対応できます。
アソアライナーは、段階によってソフト・ミディアム・ハードの3タイプのマウスピースを使い分け、歯を動かしていきます。国内で製造されるためマウスピースの作成期間が短く、治療を早く始められるのも特徴の一つです。
クリアコレクト(ClearCorrect)
クリアコレクトは、インプラントを販売しているストローマングループが提供しているマウスピース矯正です。日本よりも歯列矯正が一般的であるアメリカでは、インビザラインに次ぐ人気のマウスピース矯正ともいわれています。
他のメーカーのものとは異なり、マウスピースが2mm程度歯茎を覆うように作られており、歯とマウスピースの密着感が高いです。歯を動かす力が強くなるため、矯正力を補うアタッチメントの数を減らせます。
また、マウスピースは光沢が出ないように加工されているので、より目立ちにくいでしょう。
部分矯正から全顎矯正まで対応可能で、費用はインビザラインより安価に設定されていることが多いです。
キレイライン
キレイラインは、Sheep Medical Technologiesという会社が提供しているマウスピース矯正です。低価格で手軽に始められるため、若年層に人気があります。
自分で治療回数を決定でき、満足したところで治療を終えられるのも特徴です。
ただし、前歯の部分矯正が対象となり、奥歯の矯正を伴う全顎矯正や抜歯が必要な症例には対応できません。そのため、見た目の改善のみを目的としている方にとっては、良い選択肢と言えるでしょう。
マウスピース矯正の種類別の費用
ここでは、先ほどご紹介したマウスピース矯正の種類ごとの費用について解説します。それぞれの費用の目安は、以下のとおりです。
・インビザライン(Invisalign):約80万円~120万円
・アソアライナー(Aso Aligner):約20万円~40万円
・クリアコレクト(ClearCorrect):約30万円~70万円
・キレイライン:約20万円~40万円
矯正治療は基本的には保険適用外の自由診療です。歯科医院ごとで費用は異なるので、あくまで目安として参考にしてください。
また、検査代や装置の調整費用などが別途必要となる場合もあります。詳しい費用については、歯科医院に事前に確認しましょう。
マウスピース矯正の種類別の期間
治療期間は症例や選ぶブランドによって異なります。ここでは、マウスピース矯正の種類ごとに治療期間について解説します。
インビザライン(Invisalign)
インビザラインは幅広い歯列不正に対応できるため、治療期間も症例に応じて大きく変わります。インビザラインの一般的な治療期間の目安は、2〜3年です。部分矯正であれば、6ヶ月〜1年で終わることもあります。
アソアライナー(Aso Aligner)
アソアライナーの治療期間は、3ヶ月~1年が一般的に目安とされています。アソアライナーは、軽度な症例に対応しており、歯を動かす距離も短いことが治療期間が短い理由です。
クリアコレクト(ClearCorrect)
クリアコレクトの治療期間は全体矯正で1〜2年半、部分矯正は4〜6ヶ月程度が目安とされています。クリアコレクトも対応できる症例の範囲が広いため、治療期間も症例によって大きく異なるのです。
キレイライン
キレイラインの治療期間は、5ヶ月~1年程度が目安です。前歯の部分矯正を対象としており治療期間も短いため、結婚式などイベントに向けて見た目のみを早く改善したい方に人気があります。
マウスピース矯正の種類を選ぶときのポイント
マウスピース矯正を選ぶ際はブランドによる特徴を理解して、自分の症例やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、マウスピース矯正の種類を選ぶ際に考慮すべきポイントをご紹介します。
自分の症例に合った治療を選ぶ
歯並びの状態によって、適切なマウスピース矯正の種類は異なります。そのため、検討しているマウスピース矯正が、自分の歯列不正に対応しているかを確認することが重要です。
例えば、インビザラインは軽度から重度まで幅広い症例に対応していますが、キレイラインやアソアライナーは軽度から中等度の歯列不正にしか対応できません。自分の歯の状態を把握し、適切な治療法を選ぶ必要があります。
歯科医院を受診して、ご自身の歯並びを診断してもらったうえで選びましょう。
治療期間
マウスピース矯正の治療期間は、種類や症例によって異なります。そのため、治療期間も選択のポイントです。
仕事や学校などのスケジュールに合わせて、できるだけ早く矯正を完了したい場合は、短期間で効果が出やすいブランドを選ぶと良いでしょう。
費用
費用も大きな選択基準の一つです。インビザラインは高額で、80万円~120万円程度の費用がかかることがありますが、幅広い症例に対応できます。キレイラインやアソアライナーはインビザラインに比べて費用が手頃ですが、対応症例が狭く治療できないケースもあるでしょう。
費用と治療内容を比較し、自分の予算に合った矯正法を選ぶことが大切です。
メンテナンスやフォローアップ
マウスピース矯正を選ぶ際には、治療後のフォローアップやメンテナンスの体制を確認するのも重要です。矯正期間が終わった後も定期的に歯科医院に通う必要があるため、通いやすい医院を選ぶことや、アフターケアがしっかりしているかを確認しておきましょう。
まとめ
マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、取り外しができるため人気の矯正方法です。日本には様々なブランドがあり、代表的なものとしてインビザライン(Invisalign)・アソアライナー(Aso Aligner)・クリアコレクト(ClearCorrect)・キレイラインなどが挙げられます。
それぞれ特徴や対応症例、治療にかかる費用・期間などが異なるため、自分の予算や生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
マウスピース矯正の種類についてお悩みがある方は、島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では入れ歯や矯正治療、小児矯正など、さまざまな診療を行っています。当院のホームページはこちら、予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご覧ください。