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親知らずを抜くのにかかる費用はいくら?費用を抑えるコツも紹介

2024年11月23日
抜歯した親知らずのイメージ

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

親知らずが生えている方のなかには、抜歯しようか検討している人もいるでしょう。親知らずの抜歯に高額な費用がかかるのであれば抜かずに放置するという方もいるかもしれません。では、親知らずの抜歯にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

今回は、親知らずを抜く場合にかかる費用や費用を抑えるコツなどについて解説します。「親知らずを抜いたほうが良いか」「親知らずを放っておくとどうなるか」という疑問にもお答えしますので、親知らずを抜くべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

親知らずの抜歯にかかる費用

親知らずの抜歯にかかる費用のイメージ

親知らずの抜歯は、基本的に保険が適用されます。親知らずを抜歯する場合にかかる費用は3割負担の場合で、2,000円〜5,000円程度です。

費用に幅があるのは、親知らずの生え方によって骨を削る、歯を分割する、などといった処置が必要になるためです。難抜歯と言われる難易度の高い外科手術になる場合には、費用が高くなります。ここでは、親知らずの抜歯にかかる費用を生え方ごとに解説します。

まっすぐに生えている親知らずの場合

まっすぐに生えている親知らずの抜歯にかかる費用は、1本あたり2,000円〜3,000円程度です。痛み止めや抗生物質などを処方する費用も含まれます。

斜めや横向きに生えている親知らずの場合

斜めや横向きに生えている親知らずの抜歯にかかる費用は、1本あたり4,000円〜5,000円程度です。斜めや横向きに生えている親知らずの抜歯は難しいケースが多いです。薬の処方費用も含まれます。

親知らずは抜いたほうが良い?

親知らずを抜いたほうがいいのか考える女性

結論から言うと、親知らずは必ずしも抜いたほうが良いというわけではありません。抜かなくても良いケースもあります。ここでは、抜かなくても良いケースと抜いたほうが良いケースについて解説します。

親知らずを抜かなくても良いケース

抜かなくてもよい親知らずは、以下のようなケースです。

周囲の歯や歯茎に影響を及ぼしていない

親知らずが、正常にまっすぐ生えており、周囲の歯や歯茎に影響を及ぼしていない場合には、抜く必要はありません。虫歯のリスクが低く、清掃も行き届いていれば、そのままでも問題ないでしょう。

また、噛み合う歯も生えていて、噛む機能に問題がないのであれば、抜く必要はありません。

完全に埋まっている

親知らずが完全に顎の骨の中に埋まっていて、周囲の歯に影響を及ぼしていない場合も、抜かずに残すことが多いです。

埋まっている親知らずを抜歯する場合、歯肉を切開したり顎の骨を大きく削ったりする必要があるため、患者様の負担が大きくなる割に、トラブルに発展するケースが少ないためです。

親知らずを抜いたほうが良いケース

親知らずやその周囲にトラブルを起こしているケースや、トラブルが繰り返し起こっているようなケースは抜いたほうが良いでしょう。親知らずを抜いたほうが良いケースは、以下のとおりです。

痛みや腫れを繰り返している

痛みや腫れを繰り返している場合には、抜歯を検討するのが良いでしょう。親知らずければ痛みが長期間続くことはありません。

しかし、痛みや腫れを繰り返している場合は、細菌が増殖し、炎症を起こしている可能性があるため、抜歯が推奨されます。

虫歯や歯周病になっている

親知らず自体が虫歯や歯周病になっている場合は、抜歯を検討するのが良いでしょう。

親知らずは口腔内の一番奥に位置しており、治療が非常に難しい歯です。しっかり虫歯や歯周病を治療できないと、手前の歯など他の健康な歯にも影響が及ぶ可能性があります。そのため、抜歯を検討したほうがよいのです。

噛み合う歯がない

親知らずが上だけ、もしくは下だけ生えている場合には、噛み合う歯がありません。そうなると親知らずが徐々に伸びてくることがあります。噛み合う歯がなく、反対側の歯茎を傷つける可能性がある場合は、抜歯を検討したほうがよいでしょう。

横向き・斜めに生えている

親知らずが横向き、または斜めに生えていると、いずれ痛みや腫れを引き起こす可能性があります。また、横向きに生えている場合は手前の歯を押して、歯並びが乱れるリスクもあります。そのため、抜歯を検討したほうがよいかもしれません。

周囲の歯に影響を及ぼしている

親知らずが完全に埋まっている場合は抜かずに様子をみる場合も多いです。

しかし、検査の結果、他の歯を歯茎の中で押していたり、嚢胞ができていたりなど、周囲の歯に影響を与えている場合には、抜歯を検討するのが良いでしょう。

親知らずを放っておくとどうなる?

親知らずを放置して痛みが出た男性

抜いたほうが良い親知らずを放置すると、トラブルを引き起こす可能性があります。ここでは、親知らずを抜かないことで起こり得るトラブルについて解説します。

智歯周囲炎になる可能性がある

親知らず周囲に汚れが溜まり、歯周病菌が繁殖すると、智歯周囲炎という歯茎の炎症を引き起こす可能性があります。智歯周囲炎になると、痛みや腫れなどの症状が現れることがあります。手前の歯にまで歯周病菌の影響が波及する可能性もあるでしょう。

歯並びが悪くなる可能性がある

上述のとおり、親知らずが斜めや横向きに生えていて、手前の歯を押しているケースは抜歯が推奨されます。

しかし、抜歯をせずに放置すると歯並びが悪くなる可能性があります。

虫歯になる可能性がある

親知らずは、口腔内の一番奥に位置しており、歯磨きが難しい歯です。歯磨きが十分にできていないと、虫歯になる可能性があります。親知らずが虫歯になると、手前の歯に影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

抜歯にかかる費用を抑えるコツ

親知らずの抜歯にかかる費用を抑えるコツのイメージ

親知らずの抜歯は基本的に保険が適用されます。

歯科医療行為には、診療報酬点数という点数が設けられており、行なった処置の内容により点数が決まり、その点数によって治療費用が決まる仕組みになっています。そのため、抜歯の費用自体を抑えることは難しいです。

加えて、診察料や抜歯に伴う麻酔の費用、痛み止めの処方料などが加わります。レントゲン撮影を行う場合はさらに費用がかかります。

上述のとおり、親知らずの抜歯にかかる費用自体を安くすることはできませんが、以下の制度を活用することで、経済的負担を軽減できる可能性があります。

医療費控除を利用する

医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超える場合に申請することで、税金の一部が還付される制度です。確定申告の際にかかった医療費を申告します。

抜歯などの歯科治療費だけでなく、他の診療科にかかった費用も合算できます。また、生計を一にする家族の医療費も合算可能です。抜歯にかかる費用自体を抑えることは難しいですが、医療費控除を利用することで、経済的な負担を軽減できるでしょう。

高額療養費制度を利用する

医療費の自己負担額には、限度額があります。高額療養費とは、1か月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分が、あとで払い戻される制度です。

限度額については、年齢や所得によって細かく設定されています。加入している健康保険組合などでの確認が必要です。

まとめ

親知らずの治療について相談する女性

親知らずを抜くのにかかる費用は、親知らずの生え方によって異なりますが、一般的に2,000円〜5,000円程度です。真っ直ぐ生えている場合は2,000円〜3,000円程度ですが、斜めや横向きに生えている場合は4,000円〜5,000円程度かかります。

親知らずは必ずしも抜かなければならないというものではありません。周囲の歯に影響を及ぼすことがなければ抜かずに様子をみる場合もあるのです。

ただし、虫歯や歯周病になっていたり、痛みや腫れを繰り返していたりする場合には抜歯を検討したほうがよいでしょう。また、横向きや斜めに生えている親知らずも、他の歯への影響を考えて抜歯が検討されます。

親知らずの状態を調べるためには、口腔内の検査のほか、レントゲン写真を撮影して確認する必要があります。親知らずを抜いたほうが良いのかお悩みの方は、一度レントゲン写真を撮ってもらい、歯科医師と相談するのが良いでしょう。

親知らずについてお悩みがある方は、島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では入れ歯や矯正治療、小児矯正など、さまざまな診療を行っています。当院のホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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