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歯科衛生士は何歳まで働ける?年齢問わず必要とされる理由とは

2023年11月30日
歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科医院や病院で、歯のクリーニングや歯科保健指導、歯科医師の補助を行っているのが、歯科衛生士です。

国家資格なので全国どこでも働くことができ、結婚や妊娠などのライフステージに合わせて働きやすい職業として、特に女性から注目されています。歯科衛生士として一生働いていけるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。

今回は、歯科衛生士が何歳まで働けるのか、定年後も働けるのかについて詳しく解説します。

これから歯科衛生士を目指す方や、ブランクがあって復職を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の平均年齢

歯科衛生士の平均年齢イメージ

若い人が多いイメージを持つ方もいますが、実際は幅広い年齢の方がさまざまな場所で歯科衛生士として活躍しています。

令和4年の国の調査では、常勤(正職員)で働く歯科衛生士の平均年齢は36.5歳(※1)、非常勤(短時間労働者)では43.1歳(※2)と発表されています。昔よりも、歯科衛生士として働く方の平均年齢は正職員、非常勤ともに高くなっているのです。

平均年齢が高まった要因として、歯科医院の数に対して歯科衛生士が足りておらず、雇う競争率が高まっていることが挙げられます。福利厚生として育児休業を設ける歯科医院や、ブランクがある方でも復職しやすい支援を行う歯科医院が増加しているのです。

平均年齢は正職員で36.5歳、非常勤で43.1歳ですが、歯科衛生士の約2割が50歳以上という調査結果もあります。出産や子育て、介護などを理由に一度現場を離れても、復職して働く方が多いのです。

歯科衛生士は、何らかの理由で現場を離れても、ライフステージに合わせて多様な働き方を選択できる職業といえます。

※1参照元:令和4年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」|政府統計総合窓口e-Stat

※2参照元:令和4年賃金構造基本統計調査「短時間労働者の職種(小分類)別1時間当たり所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」|政府統計総合窓口e-Stat

歯科衛生士は何歳まで働ける?

歯科衛生士は何歳まで働けるか考える女性

歯科衛生士の仕事はいつまで続けられるのか、気になる方が多いでしょう。歯科衛生士は国家資格ですが、2023年現在、免許返納の義務はありません。

つまり、歯科衛生士に公的な年齢制限は設けられていないため、いつまでも働くことができるのです。

ただし、定年を設けている歯科医院はあるため、事前に確認する必要があるでしょう。

ブランクがあっても大丈夫?

歯科衛生士は長く働けられる仕事ですが、家庭の事情や妊娠・出産・育児など、長期間のブランクがある方も多いでしょう。復帰したいけれど仕事できるか不安という方は、以下のことに注意してください。

ブランクがある方も歓迎している歯科医院を選ぶ

歯科衛生士不足から、ブランクがある方を積極的に採用している歯科医院が増えています。ブランクがある方を採用している歯科医院では、最初に研修制度を設けている場合が多いです。

実際にその歯科医院で働いている歯科衛生士から、治療の流れなどを教えてもらえるでしょう。手技の感覚を取り戻すための期間があるので、安心して復職できます。

復職支援プログラムを受ける

歯科衛生士向けの復職支援プログラムを受けることも、自信や感覚を取り戻すのに効果的です。治療の流れなどの講義だけでなく、スケーリングやSRPの実習ができるプログラムもあります。

歯科医師会や日本歯科衛生士会、民間企業など、さまざまなところが運営主体となっているので、気になる方は復職支援プログラムを調べてみるとよいでしょう。

定年後も歯科衛生士として働ける?

定年後の女性

歯科衛生士は、基本的に定年後であっても65歳までは働くことが可能です。

国の法律に基づき、企業は65歳までの安定した雇用を確保することが義務づけられています。そのため、企業は定年を60歳未満に設定できません。

法律改正によって、平成25年度以降、再雇用制度の対象者は原則希望者全員に拡充されました。歯科医院でも同様に、定年後も65歳まで希望すれば働き続けることが可能です。

ただし、再雇用では、パート勤務や契約社員として雇用される場合や、給与が今までの5~7割に落ちる場合があることを考慮する必要があります。

65歳以上も働くことは可能?

歯科衛生士は国家資格ですが、公的な年齢制限は設けられていません。定年後や65歳を超えても、働き続けることが可能です。

ただし、65歳以上でも働けるのかどうかは職場によります。定年制度というのは「何歳で退職になります」という企業それぞれのルールであるため、企業が認めるのであれば何歳まででも働き続けられるのです。

歯科医院の場合は医院長が就業規則を決めますが、定年については定めていないこともあります。特に規則がない場合は、65歳を超えても働くことが可能です。

定年後に歯科衛生士として働き続けるには

定年後にも歯科衛生士として働きたいと考えている方は、以下の内容を意識しましょう。

定年の規定をチェックする

定年の年齢や再雇用制度の条件について、確認しておきましょう。会社によって、定年の年齢は異なります。

また、再雇用制度を利用する場合、雇用条件や待遇が以前とは異なることも多いため、注意して確認してください。

ご自身の体や生活に無理のないペースで働く

近年、慢性的な歯科衛生士不足が問題となっています。50〜60代であっても、活躍を求めている職場は多いです。

ただし、50〜60代ともなると、歯科衛生士の仕事に体力面の不安を覚える方もいるでしょう。ご自身の体や生活に支障がない範囲で働ける職場を探すことが重要です。

50〜60代の歯科衛生士におすすめの仕事は、以下のとおりです。

・パート勤務や時短勤務
・介護施設の歯科衛生士
・訪問歯科診療所

年齢問わず歯科衛生士が必要とされる理由

歯ブラシを持った歯科衛生士

歯科衛生士は、年齢問わずに幅広い場所で必要とされています。その理由は、次のとおりです。

歯科衛生士が足りていない歯科医院が多い

歯科医院の数に対して、歯科衛生士の数が足りていないことが大きな理由でしょう。今やコンビニエンスストアより多いといわれる歯科医院ですが、歯科衛生士がいないと仕事が回りません。歯科衛生士がいないと算定できない診療報酬もあるため、経営状況にも影響を与えます。

特に、歯科医院は休みがとりにくく帰りが遅いというイメージから、家庭との両立が難しく現場から離れる歯科衛生士が多いです。

そのため、勤務時間の調整や、ブランクがある方の積極的な採用など、待遇や働き方などの改善に取り組む歯科医院が増えています。幅広い年代の歯科衛生士が働きやすい環境づくりを目指しているのです。

歯科衛生士の活躍の幅が広がっている

「体の健康はお口から」というように、お口の健康が全身疾患の予防に役立つことが広く認知されるようになりました。歯科衛生士が活躍できる場所が広がっているため、何歳でも歯科衛生士が必要とされています。

現在、歯科衛生士の約9割は歯科医院で勤務していますが、ほかにも高齢者施設や障害者施設、行政、企業など、幅広い分野での活躍を求められるようになりました。今後、歯科衛生士としてより広く活躍するには、ご自身の知識やスキルも常にアップデートする必要があるでしょう。

専門的知識とスキルは年齢に関係ない

歯科衛生士としての知識やスキルは、歳を取っても失われるものではありません。長年働いてきたからこそ、価値が生まれることもあるでしょう。

特に、コミュニケーション能力や技術は一朝一夕で身につくものではなく、長年の努力と経験によって培われます。そのため、年齢に関係なく、知識や技術を持つ歯科衛生士はいつまでも重宝されるのです。

まとめ

笑顔の歯科衛生士

歯科衛生士には年齢制限がないため、いつまでも働き続けられます。定年の規定が設けられている場合であっても、再雇用制度を利用して65歳までは働けるでしょう。

歯科衛生士は、ライフステージに合わせて働き方を変えることができる続けやすい仕事です。また、長年培ってきた専門知識やスキルを活かせるため、年齢に関係なくやりがいを持って働き続けられるでしょう。

現在、当院では一緒に働いてくれる歯科衛生士を募集しています。いつまでもやりがいを持って働き続けたいと考えている方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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