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歯周病の症状とは?進行による症状と治療・予防方法

2024年9月28日
歯周病で歯茎が痛い男性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯周病は、歯茎や歯を支える骨に影響を及ぼす口腔内の病気です。初期段階ではほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行することがよくあります。特に中高年以降の方に多く見られる病気ですが、適切に対処することで進行を防ぎ、歯の健康を保つことが可能です。

この記事では、歯周病の症状や治療法、そして日常生活で実践できる予防方法について詳しく解説します。歯周病にお悩みの方や歯周病を予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは

歯周病で歯茎が痛い男性

歯周病とは、歯を支える組織に炎症が生じ、進行すると歯の周囲の組織や骨を破壊していく病気です。初期段階では歯肉炎と呼ばれ、歯茎が赤く腫れたり、歯磨きをしたときに出血したりします。この段階で、適切なケアを行えば歯茎の状態を改善することが可能です。

しかし、歯肉炎が進行すると、歯の根を支える骨にまで炎症が広がり歯周炎となります。最悪の場合には、歯が抜け落ちる可能性もあるでしょう。

歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の塊です。歯垢が歯と歯茎の境目にたまり、炎症を引き起こし、やがて深刻なダメージを与えます。さらに、糖尿病や喫煙などの生活習慣、加齢などもリスクを高める要因となります。

歯周病は自覚症状が少なく、気づかないまま進行することが多いため、定期的に歯科検診を受けて早期に発見することが重要です。

歯周病の進行具合と症状

歯周病の女性

以下に歯周病の進行具合とその症状について解説します。

歯肉炎

歯周病の初期段階を歯肉炎といいます。この段階では、歯垢(プラーク)が歯と歯茎の境目にたまり、歯茎に炎症を引き起こします。主な症状は、歯茎の赤みや腫れ、歯磨き時の出血です。痛みを感じることはほとんどなく、自覚症状が少ないため、見逃されがちです。

しかし、歯肉炎の段階であれば、適切なブラッシングや歯科医院でのクリーニングによって、歯茎を健康な状態に戻すことができます。

軽度の歯周炎

歯肉炎を放置すると軽度の歯周炎へと進行します。歯垢が硬くなり、歯石となって歯に付着し、炎症が歯茎の深部に広がります。歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができ、炎症が広がると、歯を支える骨(歯槽骨)にまで影響を与えます。

この時点では、歯茎がさらに腫れ、口臭が現れることがありますが、痛みはまだ軽度であることが多いです。

中等度の歯周炎

中等度の歯周炎になると、歯周ポケットが深くなり、歯槽骨がさらに破壊されます。歯がぐらつき、冷たい飲み物や食べ物を口にするとしみることもあります。また、口臭が悪化し、歯茎がさらに腫れて赤くなるなど、見た目にも変化が現れます。

この段階になると、自宅でのケアだけでは改善が難しく、専門的な歯科治療が必要になります。

重度の歯周炎

歯周病の末期段階である重度の歯周炎では、歯を支える組織がほとんど破壊された状態になります。歯が大きく動揺し、この状態では食事を取ることさえ困難になる場合もあります。痛みや出血がひどくなり、歯周ポケットから膿が出ることもあります。

この段階では、歯周組織の再生を促す歯周組織再生療法が必要になるケースもあります。

歯周病の治療法

歯周病治療を受けている患者

歯周病の進行度によって治療法は異なります。早期の段階ではセルフケアや歯のクリーニングが効果的ですが、進行すると専門的な治療が必要となります。ここでは、歯周病の治療法について解説します。

ブラッシング指導とセルフケア

歯周病の初期段階である歯肉炎には、適切なブラッシングの習慣化が最も効果的です。歯科医師や歯科衛生士からブラッシング指導を受け、効率よく歯垢を除去する方法を学びます。セルフケアを徹底することで、歯周病の進行を抑えられます。

歯磨きをするときは、歯と歯茎の境目を意識して磨くことが重要です。歯ブラシだけでなく歯間ブラシやフロスも併用して、細かい部分に付着した汚れも落としましょう。

スケーリングとルートプレーニング

歯周病が進行し、歯石が歯や歯周ポケットに付着している場合は、スケーリングとルートプレーニングを行います。

スケーリングは、専用の器具を使って歯垢や歯石を除去することです。ルートプレーニングは、歯の根を滑らかにして細菌の再付着を防ぎ、歯茎の回復を促すことです。これらによって、歯周病の進行を抑え、歯茎の炎症を軽減できます。

歯周外科治療

歯周病が中等度から重度に進行し、スケーリングやルートプレーニングだけでは改善が見込めない場合には、歯周外科治療が行われます。

歯茎を切開して、歯の根に付着した歯石を除去するフラップ手術を行うことが一般的です。歯槽骨が大きく損傷している場合には、歯周組織再生療法によって失われた組織を回復させることもあります。これによって、歯の安定性が高まります。

歯周病にならないためにできること

歯磨きをしようとしている人

歯周病は進行すると、歯を支える骨が失われ、歯が抜ける原因となる深刻な病気です。

しかし、ふだんからしっかりとケアを行い、同時に定期的に歯科検診を受けていれば予防することが可能です。ここでは、歯周病を予防するための具体的な方法をご紹介します。

毎日の正しいブラッシング

歯周病予防の基本は、毎日の正しいブラッシングです。適切な方法でブラッシングを行い、歯周病の原因となる歯垢を除去することが重要です。

歯ブラシは歯茎に対して45度の角度で当て、優しく小刻みに動かします。特に歯と歯茎の境目や歯と歯の間は意識して磨きましょう。歯間ブラシやデンタルフロスを併用すると、歯ブラシだけでは届かない部分に付着した汚れも取り除けます。

バランスの取れた食生活

歯周病を予防するためには、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。ビタミンCやカルシウムといった栄養素は、歯茎や歯の健康維持に重要です。

野菜や果物を中心としたバランスの取れた食生活を心がけ、糖分の多い食品や飲料を控えることで歯垢の蓄積を防ぎ、歯周病のリスクを軽減できます。また、食後はしっかりと歯を磨き、口内を清潔に保つことも大切です。

禁煙

喫煙は歯周病のリスクを大幅に高める要因です。タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ、歯茎の血流を悪化させます。その結果、免疫力が低下し、細菌への抵抗力が弱まって歯周病が進行しやすくなります。

歯周病を予防するためには禁煙が強く推奨されます。歯周病が進行している場合でも、禁煙することで症状の改善が期待できるでしょう。

定期的な歯科検診

歯周病は自覚症状が少なく、気づいたときには進行していることが多い病気です。歯周病を予防するため、また早期に発見するためには、定期的に歯科検診を受けることが非常に重要です。

歯科検診では歯のクリーニングを行います。歯科医師や歯科衛生士に歯のクリーニングをしてもらい、歯垢や歯石を除去することで、歯周病の予防につながります。

また、定期的に歯科検診を受けていれば、万が一歯周病になっていても初期の段階で発見でき、重症化する前に治療を開始できます。3〜6か月に1回は歯科検診を受けて、歯の健康状態を確認しましょう。

ストレス管理

意外に思われるかもしれませんが、ストレスも歯周病の原因の一つです。ストレスが溜まると免疫力が低下し、歯茎が炎症を起こしやすくなります。運動や十分な睡眠、リラクゼーションを取り入れて、ストレスを軽減しましょう。

まとめ

鏡で自分の歯を見ている女性

歯周病は、歯茎や歯を支える骨が炎症を起こす病気で、放置すると最終的に歯が抜け落ちるリスクがあります。初期の段階では歯茎の腫れや出血といった軽い症状が見られますが、進行すると歯茎が下がり、歯がぐらつくなどといった深刻な症状が現れはじめます。

しかし、歯周病は毎日しっかりとブラッシングを行い、定期的に歯科検診を受けることで予防できます。早期発見と日常的なケアが、歯周病の進行を防ぐポイントです。

歯周病にお悩みの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

当院では入れ歯や矯正治療、小児矯正など、さまざまな診療を行っています。当院のホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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